インプラント治療について
インプラント体(人工の歯根)をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療方法です。インプラント治療の歴史は長く、過去にさまざまな試行錯誤やトラブルがあったことで、リスクの高い治療というイメージがありました。ですが現在は材料や技術の進歩により安全性が高くなり、失われた歯の治療方法の選択肢として欠かせないものとなっています。
インプラント治療のメリット・デメリット
メリット
- 周りの歯を削らない
- 他の歯に負担をかけない
- 天然歯のように噛める
- 見た目に違和感がない
- 異物感がない
- 食べ物の味覚や温度を楽しめる
- 審美性が高い
デメリット
- インプラントを埋め込むための手術が必要(種類によっては2回必要)
- 治療期間が長い
- 他の治療に比べて費用が高い
- あごの骨が足りないと治療が困難
- 重症の心臓病や糖尿病に罹っている人は適応が困難
インプラント治療と他の治療の比較
歯が無くなった場合、インプラント治療以外に「部分的な入れ歯」や、「ブリッジ(失った歯の両隣の歯を削り、歯が3本が繋がった形状の被せものをつける治療)」を入れる方法があります。 部分入れ歯(保険の場合)とブリッジは、周りの歯を支えにします。そのため、周りの歯がぐらぐらしている、欠けているといった場合、適応できないことがあります。それぞれの治療法には、メリット・デメリットがあるため、医師と相談して決めましょう。
後悔しないインプラント治療の3つのポイント
POINT.1素材の安全性
インプラントに使用されるチタンは、安全な素材といわれ、身体との相性がとても良く、アレルギー反応や副作用もほとんどありません。世界的にもインプラントの効果が実証され、成功率は約95%だといわれています。
POINT.2設備と感染対策の安全性
インプラント治療は外科手術となるため、適した設備環境があるかどうかが重要です。また、一度患者さまに使用した器具の滅菌やチェアなどの感染管理対策をしっかりと行う必要があります。
POINT.3担当医の実績と技術
インプラント治療の実績が多いからと言って、インプラントだけしか行わない医師が良いとは限りません。他の治療の選択肢や、歯周病、噛み合わせの状況などを加味して最善の選択肢を提供することが重要です。
当医院で行うインプラント治療
インプラント学会の専門医による治療が可能
インプラント学会の指導医/専門医の資格を持つ歯科医師による治療が可能です。また、定期的なインプラント研修も実施しております。
世界トップシェアのインプラントを使用
ストローマン社、ノーベルバイオケア社、デンツプライ社のインプラントを使用しております。世界中で使用される安心と信頼の世界のトップシェアブランドです。
カウンセリング
治療の種類や内容、患者さまの不安やお悩みも含めて、時間をかけてお伺いさせていただきます。悩みや不安など、なんでもご相談ください。
CTによる精密検査
骨や歯の形などを3次元的に把握することが可能です。CTで診査することは、インプラント手術において必要不可欠です。
インプラント治療の流れ
STEP.1 カウンセリング
患者さまのこれまでの病歴や持病、ご要望、歯の状態を確認します。
STEP.2 検査
CT撮影、レントゲン撮影などで、あごの骨の状態を確認します。
STEP.3 治療計画
カウンセリングと検査の結果をもとに、治療計画を立案、ご提案します。
STEP.4 一次手術
あごの骨にインプラントを埋め込みます。
STEP.5 結合期間(3ヵ月~6ヵ月)
手術後、埋め込んだインプラントが骨と結合するまで安静期間を置きます。
STEP.7 メンテナンス
インプラントを長持ちさせるために、定期的にメンテナンスを行います。
担当医のご紹介
インプラント(専門医) 岡田 常司 (おかだ つねじ)
日本口腔インプラント学会 専門医
医療法人社団歯生会 真坂歯科医院 院長
東京医科歯科大学インプラント科 臨床准教授
医療法人徳真会 クオーツデンタルクリニック 顧問
インプラントの治療費について
基本料金
インプラント治療に最低限かかる費用です。
- オペ料金
- 55,000円
- 人工歯根(インプラント体)
- 165,000円/1本
- かぶせ物(上部構造)
- 55,000円~/1本
※価格は全て税込です。
骨の治療が必要な場合にかかる費用
インプラントを埋め込むのに十分なあごの骨の高さがない場合、骨の移植や補強を行う必要があります。その場合、追加の費用がかかります。
- 骨移植
- 55,000円
- ソケットリフト
- 55,000円
- サイナスリフト
- 110,000円