2018年4月16日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生による温故知新塾が開催されました。即位の礼についてお話しいただいた前回に引き続き、今回は今上天皇の「生前退位」をテーマにご講義いただきました。
今回の生前退位は、今上天皇の負担を軽減すべきという国民の声をすくい上げた形で成立したそうです。天皇の職務の量は膨大であるにもかかわらず、今上天皇はその一つ一つを誠心誠意、全身全霊を込めて全うされているそうです。雲仙普賢岳の噴火や東日本大震災などの災害地見舞いの際には、ひざまずき、被災地の方と目線を合わせてお話をされ、「こういうときのために天皇制がある」とおっしゃられたそうです。
生前退位の議論の他にも、2600年続く日本独自の天皇制度には、女系天皇問題などをはじめ、解決すべき課題が多々あるそうです。
天皇の職務の偉大さ、天皇制の尊さを教えていただいた反面、天皇制を守っていくことの難しさを強く感じた温故知新塾となりました。