2017年9月25日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生を塾長にお招きし、「温故知新塾」を開催いたしました。
毎月、歴史上の人物について学ぶことから“温故知新”を体現している今年のご講義ですが、今回はノーベル賞を受賞した2人の人物についてお話いただきました。
中国の活動家・劉暁波
ノーベル平和賞を受賞した中国の活動家・劉暁波は、天安門事件の背景となる民主化の思想を唱えた人物として知られています。中国政府は、彼の墓をつくるとそこが民主化運動の聖地になるとして、劉氏を海葬にしたそうです。意外なことに、深谷先生はこれに賛成との立場を示されました。その理由とは「すべての海が民主化の聖地になるから」とのことでした。
バーナード・ショー
ノーベルがダイナマイトを発明した人物ということもあり、受賞を拒んだ人物もいたそうです。最終的には賞金を寄付するとして、ノーベル文学賞受賞を承諾したのが、バーナード・ショーでした。彼に求婚した、ダンサーのイサドラ・ダンカンのお話が非常に印象的でした。なぜなら、プロポーズの言葉が「あなたの頭脳と私の肉体を持った子供が生まれたらどんなにすばらしい事でしょう」というものだったそうです。しかし、その言葉に対しバーナード・ショーは「私の肉体とあなたの頭脳を持った子供が生まれたら大変」と言ってはねのけたそうです。
まとめ
この日も、歴史を学びつつ、深谷先生のユーモアあふれる話術に笑いの絶えない、大変有意義な温故知新塾となりました。