2017年7月29日
7月29日、徳真会クオーツタワー クオーツギャラリー10階にて、クオーツメディカルクリニック皮膚科専門医・向井秀樹先生による特別無料セミナーが開催されました。テーマは、「皮膚科医に教えてもらう、30代からの『夏のスキンケア』」。
夏がやってまいりましたが、夏は肌荒れの季節といえます。汗をかくこと、紫外線、暑い屋外と冷房の効いた室内との温度差など、お肌に良くない要素が満載です。
そんな季節の肌トラブルを回避するうえで特に気をつけたいこととして、向井先生は下記の点をあげられました。
一つは、肌を洗いすぎないことです。たいして汚れていないのに洗いすぎてしまう近年の過度な清潔志向に、先生は警鐘を鳴らしておられました。皮膚の汚れを落とすことは、アトピーや“あせも”、臭いを防ぐうえで重要ですが、石鹸での洗いすぎは良くないそうです。そして、洗ったあとのケアも当然、入念に行うことを勧めておられました。お風呂上がりの化粧水、クリーム、乳液など、低刺激で自分の肌に合ったものを使用することが重要とのことです。
夏に気をつけることとして、もう一つ非常に重要なのが、紫外線対策です。紫外線は肌の老化原因の8割を占めているそうです。対策としては、サンスクリーン剤をしっかり塗布することが大切とのことです。耳の後ろ、あごのライン、肩、首などの塗り忘れがちな部分にも確実に塗布すること、落ちたときに塗り直しをすることなどが重要とのことです。先生は、紫外線対策を怠りがちな男性も、良質な肌質を維持し、老化を防ぐためにも、UVカットには関心をもつことを勧めておられました。
たくさんの方にお越しいただいた今回のセミナー、特に女性の関心は非常に強く、講演後も先生に直接質問されている方が数多く見受けられました。
肌トラブルには気をつけつつ、夏を精一杯楽しみたいものです。