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6月9日 むし歯予防週間 特別無料セミナー 小児歯科専門医 宮沢 裕夫先生の「歯科からの食育」を徳真会クオーツタワーにて開催いたしました

2017年6月9日

6月9日、徳真会クオーツタワー クオーツギャラリー10階にて、クオーツデンタルクリニック院長・宮沢裕夫先生による特別無料セミナー「歯科からの食育」が開催されました。
「飽食の時代」といわれる現代、食べることの価値・ありがたみは軽んじられつつあります。しかし、食べることは生命維持のために欠かせない営みであり、「食べる力=生きる力」といっても過言ではありません。今回のセミナーでは、その「食べる力」を幼少期から育むために大切なことを、歯科の観点からご教授いただきました。
「食べる力=生きる力」を育むために大切なこととして先生が強調されたのは、「よく噛んでおいしく食べる」ことでした。噛むことには様々なメリットがありますが、それらをまとめた語呂合わせとしてご紹介いただいた「ひみこのはがいーぜ」が非常に印象的でした。

ひ=肥 … 太らない
み=味 … 味がわかる
こ=言葉 … 言葉がよくなる
の=脳 … 脳の働きがよくなる
は=歯 … 歯の病気から守る
が=癌 … ガンになりにくい
い=胃 … 消化を助ける
ぜ=全身 … 筋力が強くなる

また、悪いと思われがちな幼少期の“指しゃぶり”や、食べ物の手づかみも、発育上大切なことであり、無理に卒業させようとせず見守ってあげた方が良いとのお話も印象的でした。
お話はおもに小児に関する事柄でしたが、食べることは生涯を通じて行う営みであり、食育は大人になっても必要なこととおっしゃっておりました。忙しくなると食習慣も乱れがちですが、「食べることは生きること」との認識を忘れることなく、より良い“食”の在り方を常に考えていきたいものです。