2024年6月18日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生による温故知新塾を開催致しました。
今回は、深谷先生が愛国心を強められ、政治家を志すきかっけとなった「満州引き揚げ」のご経験についてお話いただきました。
深谷先生は、ご家族の仕事の関係で終戦を満州ハルピンで迎えられました。その後のソ連対日参戦下における生活から引き揚げに至るまで、深谷先生によって語られた体験談は壮絶なものでした。ハルピンから日本まで、大陸での移動は貨物列車で、日本海の移動は旧日本軍の艦船で、いずれもすし詰めになりながら、食料も貧しい中での移動であったそうです。それでも皆、祖国を思う気持ちで耐え、日本に辿り着いたときには地面に頬をつけ涙したそうです。そこで強めた愛国心が、深谷先生の政治家人生の原動力となったそうです。
講義の最後には、この「満州引き揚げ」のご経験を起点として政治家になる夢を実現された深谷先生より、漠然と「なりたい」と思うのではなく、理念・理想をいかに実現するかの具体的な段取りを組み立ることの大切さを説いていただきました。
壮絶なご経験から夢を抱き、それを実現された深谷先生からの熱いメッセージに、塾生一人ひとりが自身の夢や目標との向き合い方を改めて見つめ直した温故知新塾となりました。