2024年11月19日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生による温故知新塾を開催いたしました。
この日は、「武士道精神」についてお話いただきました。
「武士道」は「なぜ日本人は特定の宗教をもたずとも優れた道徳心をもっているのか」という問いに対する答えとして、新渡戸稲造によって体系的に世に広められました。
その中の7つの徳目(義・勇・仁・礼・信と誠・名誉・忠義)を、リーダーがもつべき資質としてご教授いただいたほか、仏教に根差した死生観や美意識についても解説していただきました。
日本人の“はかなさ”に対して趣きを感じる美意識が表現された作品として、坂村真民先生の「花には散った後の悲しみはない ただ一途に咲いた喜びだけが残るのだ」という詩をご紹介いただきました。深谷先生は落選したときにも引退したときにもこの詩に思いを重ね、「一途に咲いた喜び」だけが残った政治家人生を振り返られたそうです。
日本人の心に根付いた「武士道」を通じ、リーダーとしてのあるべき姿や、深谷先生が政治家人生において大切にされてきたことを改めて学ばせていただいた温故知新塾となりました。