2025年1月28日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生による温故知新塾を開催いたしました。
10年目を迎えた今期の温故知新塾は、深谷先生の生誕から現在に至るまでの人生を4つの年代に分け、そのときどきで日本・世界で起きていた出来事を徳真会グループ・松村理事長との対談で振り返っていただきます。題して「深谷先生と巡る、近代の日本と世界の歴史」。
その初回となった今回は、深谷先生の人生の大きな転機となった満州引き揚げまでの期間を振り返っていただきました。
深谷先生は1935年に浅草でお生まれになり、1941年、6歳で満州に移住されます。これまでの間に第二次世界大戦が始まり、1945年8月にソ連が満州に侵攻します。そこから日本への引き揚げに至るまで、大変過酷な生活をご経験されました。
引き揚げの長い道のりを経て長崎・佐世保の地に辿り着いたとき、日本という祖国があってよかったと涙を流されたそうです。そして、この体験が深谷先生にとっての愛国心の芽生えであり、国のために、政治家として尽くそうと思われたきっかけとなったそうです。
現代人には味わう機会のほとんどない「祖国があってよかった」という感情に、ときには思いを馳せてほしいと、当時の語り部としての思いを語られました。
この日も、深谷先生の貴重な人生経験と日本・世界の歴史から多くのことを学んだ温故知新塾となりました。