コラム
歯科医院選びは通いやすさも大切?立地を重視すべき3つの理由
歯科医院選びをする際には、立地について目を向けることも重要です。自分にとって通いやすい場所にあるかどうかは治療だけでなく、その後の口腔環境維持にも関係するポイントのひとつ。
しかし、「どうして通いやすいことがそんなに重要なの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、歯科医院選びにおける“立地”の重要性についてご紹介します。
1.歯科治療は1回とは限らない
初期段階の虫歯を除き、歯科治療では2回以上の通院が一般的です。これは、症状に合わせて段階を踏んだ治療が必要になるからです。
また、つめ物や被せ物などの補綴(ほてつ)物の製作には時間もかかるので、その場ですべての行程が完了することはほとんどありません。
なお、歯科医院によっては初診時に対症療法(症状を軽減することを目的とした治療)を施すこともありますが、これだけでは根本的な解決にはなりません。再発防止の意味もこめてしっかりと根本的な治療を受けるためには、通院のしやすい歯科医院を選ぶのがおすすめです。
2.きちんと最後まで通うことが大切
患者さまのなかには、治療の途中で歯科医院通いをやめてしまわれる方がいらっしゃいます。痛みが治まったり、仮歯が入った段階で、もう通院は不要と考えてしまうのかもしれません。
しかし、治療途中の口腔は非常に危険な状態です。患部がしっかりとつめ物や被せ物でおおわれていないので細菌が侵入しやすく、再発の可能性も高くなり、歯が割れてしまうこともあります。今後も末永くお口の健康を守っていきたいのであれば、最後まで受診し続けることが肝心。そういった意味でも、歯科医院への通いやすさは重要です。
3.治療よりも予防
歯科医院とのお付き合いは、“治療が完了したらおわり”ではありません。むしろ、そこからが本当の意味でのスタートです。
お口の健康を守るためにもっとも効果的なのは、虫歯や歯周病にならないこと。そのため、治療完了後には予防歯科をぜひ利用しましょう。初期段階でトラブルに気づければ、早期発見につながり比較的簡単な治療のみで問題を解決できます。また、治療にかかる費用や手間・時間の軽減にもつながるでしょう。
しかし、「歯科医院に足を運ぶのが面倒だ、、、」という方もいらっしゃいます。こうした通院のハードルを下げるためにも、ご自身が通いやすい場所にある歯科医院を選ぶのが大切です。
まとめ
通院がしやすいということは治療・予防に取り組みやすいということ。歯科治療においては、こうした前向きな姿勢が健やかな口腔環境維持につながります。
また、立地以外にも、診療日や診療時間、駐車場、お子さま連れの場合はキッズルーム完備、などの要素も考えられるでしょう。定期的な通院が習慣になれば、いつまでも健やかな口腔環境が維持できるはずです。