歯の一列すべてを製作する
オールオン4/オールオン6

「オールオン4」「オールオン6」とは、上顎または下顎の歯の一列すべてを製作し、4本または6本のインプラントで固定する治療方法です。義歯とは形が違う、天然歯のような快適さを得ることができます。
この治療の最大のメリットは、短期間で見た目を劇的に改善することができ、尚且しっかりと噛めるようになるという点です。初めて耳にする方には、大がかりな手術を想像されると思いますが、埋入するインプラントの本数が少ないため、費用や身体の負担を大幅に軽減させることができます。また、手術中は痛みもなく、入院もする必要がありません。それだけではなく、その日のうちに固定式の仮歯が入ります。
こんな方におすすめの治療方法です
- 歯が全くない または 数本しか残っていない患者様
- 総入れ歯の患者様
- 重度の歯周病の患者様(歯周病の原因となる歯を取り除くため)
- 通常のインプラント治療を行うには顎の骨の量が不足している患者様
オールオン4とオールオン6の違い
オールオン4は埋入するインプラントの本数が少ない分、費用が安くなりますが、顎の骨が比較的しっかりしている方にしか適用できません。顎の骨の強度が十分でない方にはオールオン6をご提案させていただいています。
歯が残っている場合の対処方法
手術中に残っている歯を抜歯し、同時にインプラントを埋め込む手術を行います。
通常のインプラント治療と
オールオン4の比較
通常はすべての歯を失うと片顎で8本のインプラントを埋入しなくてはならず、その分だけ費用がかかります。一方、オールオン4の場合は4本のみの埋入となるため、費用が安くなります。また、その日のうちに固定式の仮歯が入るだけでなく、トータルの治療期間も通常のインプラントの場合に比べて短く済みます。
通常のインプラント | オールオン4 | |
---|---|---|
費用 |
片顎で 総額 約 480万円 ※骨を増やす手術が必要な場合は別途料金 |
片顎で 総額 約 320万円 通常のインプラントに比べて約120万円安価 |
治療期間 |
約 1年半 インプラント埋入手術後、期間をあけて2次手術が必要なため、完成までに時間がかかります。 |
約 8ヶ月 手術は1度で済むため、通常のインプラントの場合の半分以下の治療期間となります。 |
オールオン4/オールオン6治療の流れ
STEP.1 カウンセリング
患者さまのこれまでの病歴や持病、ご要望、歯の状態を確認します。
STEP.2 検査
CT撮影、レントゲン撮影などで、顎の骨の状態を確認します。
STEP.3 治療計画
カウンセリングと検査の結果をもとに、治療計画を立案、ご提案します。
STEP.4 一次手術
インプラントをそれぞれの穴に埋め込みます。歯茎をメスで切開した場合は、糸で歯茎を縫い合わせ、最後に仮の人工歯を取り付けます。
STEP.5 結合期間(3ヵ月~6ヵ月)
手術後、埋め込んだインプラントが骨と結合するまで安静期間を置きます。
STEP.6 人工歯の装着
インプラント体が定着したことを確認し、インプラント体と被せ物の連結部分を装着します。被せ物を装着し、最終の調整を行います。
STEP.7 メインテナンス
インプラントを長持ちさせるために、定期的にメインテナンスを行います。
担当医のご紹介

インプラント(専門医, 指導医) 宗像 源博 (むなかた もとひろ)
東京医科歯科大学歯学部 卒業
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 専門医・指導医
公益社団法人 日本顎顔面インプラント学会 指導医